レンタルサーバーの使用料はまさにピンキリだ。月額100円台のサーバーから、上を見れば10,000円台までと幅広い。こうした値段の差が生まれるのは、サーバーをどのように使用できるか、どの程度の機能をユーザーに提供しているかの違いによる。
有料のレンタルサーバーは専用と共有の2種類に大きく分けることができる。
専用サーバーは、1台のサーバーを1人のユーザーが独占して使用し、機能もほとんど制限なく使用できる。処理能力にも余裕を持てるのでトラブルが起こりにくいというメリットがある。一度に多数のアクセスが見込まれる企業サイトやwebショップなど本格的なサイト運営に向いているが、月額料金は安くても10,000円前後からと高額になる。
共有サーバーは、1台のサーバーの処理能力を複数のユーザーが分け合う形で使用する。1台に割り当てられるユーザー数が増えるほど料金は安くなるが、サーバーには大きな負荷がかかるので、CGIの利用を制限されたり表示速度が遅くなったりすることがある。
1台あたりのユーザー数を減らしつつ料金を安く抑えるために、サーバーを海外に置く業者もある。サーバーの処理能力には余裕が生まれるが、国内サーバーに比べて回線速度は遅くなる傾向にある。サポート対応に現地語が必要になったり、時差の関係でトラブル解決に時間がかかったりするデメリットもある。
料金があまりに安い業者の場合、人件費を極力削って低価格を実現していることが多く、その場合サポート対応がお粗末なものになりがちだ。電話サポートはおろか、メール対応も不十分なことが多く、無料のレンタルサーバーでは初めからサポートを行わない業者もある。
共有サーバーでも専用サーバー並みの機能を必要とするユーザーに好評なのがVPS(仮想専用サーバー)だ。仮想化技術によって1台のサーバー上に複数の専用サーバー環境を構築しているのが特長だ。これにより、専用サーバー同様に高機能で、かつ料金を低く抑えたサービスを実現している。
こうした要因によってレンタルサーバーには値段の差が生まれる。低価格にはそれなりの理由があるので、契約前に必要な機能やサポートはあるのかを確認する必要があるだろう。