料金の安いサーバーにはそれなりの理由がある。安ければ安い方がいい、と単純に考えていると後で痛い目を見ることにもなりかねないので十分に気をつけたい。
安いサーバーはどうやって低価格を実現しているのだろうか。
第一に あげられるのが、1台のサーバーに数十人、数百人といった多人数のユーザーを割り当てるという方法だ。容量100GBのサーバーを1GBずつ100人で使用すれば使用料は当然安くなる。
しかし、サーバーに大きな負荷がかかるのは避けられず、表示速度は低下しがちで利用できる機能も大幅に制限されてしまう。
中にはひどい業者もいて、過去にはサーバーの負荷を理由にユーザーを強制的に退会させたということもあったようだ。
第二に、サーバーを海外に置くという手段があげられる。土地・建物の価格が安い海外にサーバーを置くことで低価格を図っているが、バックボーン回線が不安定で、回線速度は遅くなる傾向にある。トラブルが発生した場合、現地との物理的な距離も障害になり、解決までにかなりの時間を要することもある。
問合せには英語など現地語が必要になることもあるので覚悟しておきたい。
第三は、人件費の圧縮・人員の削減だ。これは、ユーザーには不十分なサポート対応となって返ってくる。一刻を争う緊急時でもメール対応のみという業者が多く、トラブル解決までに時間がかかることを覚悟しなければならない。メールで対応してもらえればいい方で、中にはサポート自体を行わない業者も存在するようだ。
こうした要因によるリスクを自力で解決できるスキルがあれば問題ないかもしれないが、価格の安さだけを選択の基準とする危うさもしっかり頭に入れておくことが大切だ