自前WEBサーバーのメリットは、何といっても窮屈な制限を受けることなく自由にサイトなどを運営できることだろう。サーバマシンの性能にもよるが、処理能力を独占できるため表示速度が遅くてイライラするといった現象からも解放される。
ただ、いいことずくめというわけでもない。
まず、サーバーについて事前にかなりの知識を要求される。日々進歩する技術についても勉強し続けなければならない。専任のサーバー管理者でも置かないかぎり、相当の労力を要求される。
次に、費用の問題だ。サーバー用のハードやソフトウェアを購入しなければならないため初期費用が高額になる。基本的に24時間電源を入れておく必要があるため、電気料などの維持費もかかる。
回線速度が遅ければ閲覧者に敬遠されてしまうので最低でもADSL、できれば光回線を引いた方がいいだろう。
最大の問題はセキュリティだ。ウイルス対策やハッカー対策も自力で行わなければならない。サーバーに攻撃をしかけられた時も、自力で対処するほかない。
自前WEBサーバーは、これだけの労力と費用を費やさなければならない。
手間と維持費を考えれば、レンタルサーバーを借りた方が割安で苦労も少ないということになる。
レンタルサーバーも業者が増えたことで競争が進み、低価格化が進んでいる。安いところでは月額100円台から利用できるほどだ。もう少し予算を上乗せすれば、容量や機能なども十分以上に満足できるレンタルサーバーを借りることができる。
独自ドメインをドメインレジストラから取得する場合でも、ムームードメインなどのような安い業者なら取得費用と年間の維持費を合わせても1000円未満で済んでしまう。
サーバーについて勉強したいということでもない限り、自前WEBサーバーは苦労に見合うだけのメリットを得られない。それよりは、安いドメインレジストラでドメインを取得し、低価格のレンタルサーバーを借りた方が手間も費用もかからず、セキュリティ面でも安心できるということになる。